島村渡船
渡し船というと前時代的イメージがありますが、現代にも現役で残っているところがあります。関東地方にもいくつかありますが今日はそのうちのひとつ、群馬県の島村渡船に行ってみます。
島村渡船があるのは伊勢崎市(佐波郡境町)の島村地区で、利根川で分断されている島村地区を結ぶためのものだそうです。歴とした県道(群馬県道295号線)なので無料とのこと。いつか行ってみようとかねがね思ってたんですが、せっかくなので群馬から埼玉へ歩き通してみようと急に思い立ち、まずは車で岡部へ向かいます。岡部駅に車を置いて対岸の境町まで電車で行き、歩いて戻ってくる算段……だったんですが、岡部駅に駐車場がないという事態で急遽隣の本庄へ。渡船の最寄である境町駅までは高崎線と両毛線、東武伊勢崎線を乗り継いで1時間ほど。考えてみればバスに乗ればよかったのかもしれなかったんですがまあいいか。
13時過ぎに境町に着き、2kmくらい南にある渡船場目指して歩きます。まだ10月なのに風が強く歩くのには難儀でしたがなんとか40分くらいで渡船場に。一応動いてそうなので河川敷をてくてくと歩いていきます。で、乗ってはみたんですが舟は旋回して元の船着き場へ。あれ?
どうも川底が浅くて対岸まで行けないそうです。「浚渫しないとだめだぁ」とのことで、県道なのにこんなんで良いのかとも思えますけどそれなりの需要しかないんでしょうかね。まあ渡れないものは仕方ないですが、どうやって本庄まで戻ったら良いのか……上流の橋まで5kmほど、まあ歩いて行くしかないので歩いていきます。渡れれば15時ごろ着いたんでしょうけど17時ごろ本庄着。まあタダだし貴重な経験だったかな、今度は渡れそうな時にまた来ることにします。
- 島村渡船
- 群馬県伊勢崎市境島村