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総州佐原へ

 今日は祝日。水郷佐原の風景ぶらっと千葉県まで出かけて来ました。佐原市……じゃなくて今は合併した香取市まで。

 佐原佐原駅は江戸時代から内陸舟運の中継で栄えた町で、醤油とか味醂の醸造も盛んだったそうです。銚子とか野田とかもありますね。というわけで伝統製法で作る味醂があると前々から聞いてましたが、都内で売ってないのでなかなか入手できず……。この機会に買いに行くことに。電車かバスかの選択ですが、バスだと八重洲までいかないといけないので電車にすることに。一番安いのは新宿線で本八幡、成田乗り換えですが時間を調べたら曙橋から地下鉄、馬喰町乗り換えで総武快速成田空港行きで成田まで。成田から銚子行きに乗り換えて佐原までは全部で2時間といった行程でした。10:08分曙橋の電車乗れば11時に着くのか……今は9:50?ということでおっとり刀で出発することに。

 ともあれ馬場本店11時過ぎに佐原着。車窓から見る分にはちらほら瓦が落ちているようでブルーシートがところどころ目立ってました。町中に入るとかなり瓦の落ちている家がありますねえ……。液状化現象とかも起こったとか聞いてますし千葉県も被害は少なくない模様です。と裏路地を歩いているとレンガ造りの煙突と……酒造の文字が。見学OKになってましたがちょっと時間があるので先に味醂を買いに行きます。ということで「最上白味醂」を醸造している馬場本店へ。独り住まいだし一升買っても使い切れないので600mlで780円なり。

 さっきの酒蔵東薫酒造東薫酒造に戻り見学したい旨伝え、ほどなく案内が。って独りだけですか……。団体とスレ違ったので時間がずれてただけですね。伊能忠敬の時代から造っているということは、19世紀の初めくらいからでしょうか。200年ってところですね。地震の被害もあんまりなかったようで何より。案内もそこそこに試飲へ、まあこれが酒蔵見学の醍醐味ですね。大吟醸「叶」と「十富禄酒(どぶろく、の当て字ですかね)」以外は無料とのこと。叶が300円、どぶろくは100円の有料ですが、当然両方飲みました。結局どぶろくを購入、1,100円ならまあまあですかね。ただこれ要冷蔵とのことで保冷パック入りです。キャップに穴があるので横にしないでね、とのこと。来週帰省するとき飲もうかね。

 目的も果たしたしさあ帰るかってのも味気ないのでまず伊能忠敬記念館に。「四千万歩の男」で知られ、実測による日本地図を国内で初めて作った凄い人なわけですが、所蔵品も国宝級というか国宝指定されたとのこと。

 そして昼時、佐原といえばそばの小堀屋が有名ですが、今日はうなぎを食べようということで、忠敬橋近くの麻生屋に行ってみます。うなぎと言ったら時間がかかるもの、場つなぎに酒を飲むのは大人の楽しみってことでさらに東薫の冷酒を1本注文。アテにシジミの佃煮をつつきながら小1時間……も待ちませんでしたが来ました重箱。江戸前の定法通りに蒸しが入ったうなぎを堪能し、帰りは成田から京成で上野まで。帰路電車で爆睡したのは言うまでもなく。

Author:sphere | 2011-04-29 23:01:29[Categories:雑記]